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福田康夫首相の突然の辞意会見のとき、韓国の友人宅にいた。日本で私は契約していないから見ることがないNHK衛生放送の会見放送を最初から最後ま...
福田康夫首相の突然の辞意会見のとき、韓国の友人宅にいた。日本で私は契約していないから見ることがないNHK衛生放送の会見放送を最初から最後まで見ることができた。
▼翌日国会図書館に行って日刊紙8紙を読んだ。異国から見ると日本がよくわかる気がした。ポスト福田を書き込んでいる新聞は、いずれも麻生太郎氏を次期総裁と予想、その視点から日韓関係構築の論陣を張っていた。
▼心配なのは麻生氏の差別的、没歴史的思想だろう。「創氏改名は朝鮮人が願ってやったことだ」とかのあれた発言は、隣国では失笑を買うだけで、「日本人はなぜこの発言を許容しているのか」「なぜこの人が国民的人気が高いのか」と韓国人の友人が率直に言われ、実に恥ずかしい思いをした。
▼「予想しない事態も」と心配する新聞もあった。「妄言」がまた飛び出す可能性もあるという危機意識を抱いているようだ。そういう心配もむべなるなかだろう。韓国は麻生氏シフトで今後を早くも予想していたのである。
▼さらに今月末予定されていた日中韓首脳会談の開催が危ぶまれると書く新聞もあった。ところが日本ではこの首脳会談を福田首相辞意表明で紙面をさいて書く新聞はなかった。ポスト福田の名前をあげることに急でしかなかった。
▼身内意識と内向き志向である日本のジャ―ナリズムは、国民の意識を反映している。やはり日中韓首脳会談実現という東アジアをとらえる構想力がいまの日本には必要ではないのか。そんなことよりも内向きに終始する。この流れは変えねばならない。
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