Entries

Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://jnetmore.blog50.fc2.com/tb.php/226-b2b5cde5

-件のトラックバック

-件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

夜間中学その日その日(41):守口夜間中学 白井善吾

 夜間中学のある日の出来事に関連させて、考えていることを書いていこうと思う。執筆者は持ち回りで,変わっていく。
守口夜間中学に2008年11月19日、高校2年生 30人の訪問があった。人権総合学習のフィールドとして夜間中学の訪問である。今回で8回目。同時に、この交流に2校の大学から学生15人の参加があった。
午後4時半、早く登校した夜間中学生22人と対面する形で交流が始まった。3人の夜間中学生が自分史を発表した。

「悲しかった思い出」と題して次のように語った。9歳のとき、済州島から日本に来、70歳を過ぎた今、夜間中学に来て、本名で呼んでもらえる喜びを語り、「一年一年、年老いていく中で、一文字でも学ぼうと机に向かって必死でエンピツを走らせている姿に、亡き母を思い出す」「守口夜間中学に出会うことがなかったら、日本の人たちに対し、わだかまりを残したまま、一生を終えていたかも知れません」「訳のわからないまま、日本に来て、子どもの頃に受けたさまざまなことは、思い出したくないのに、なかなか頭から離れません。学校の先生に対しても差別された思い出だけで終わっていました」と学ぶ喜びと、夜間中学の学びの場の重要性を語った。
「戦後60年を過ぎて」と題して、夜間中学にたどり着くまでの自分史を話した後、「70歳近くになって文字を取り返したい思いで、夜間中学に入った」「あの憎い戦争さえなければ、私の人生も違っていた」。子どもたちに、「戦争の惨さ・辛さ、平和の尊さを語り継がなければと、強く思うのです」と語り、発表を終えた。
中国残留日本人孤児の自分史を発表した。「1945年春、父は7歳の私を連れ、満州の開拓地に渡った」「父親と自分の名前だけは絶対忘れないと誓った。それ以外の一切の日本語は、忘れた」そして、「子どものころと文化大革命の数年が最も辛いときであった」と静かに語った。

高校生から、「辛い思い出を聞かせていただいた。それには戦争が原因であることがわかった」「昼の仕事について」「夜間中学に来てよかったと思うこと」「この学校で、辛いこと、しんどいことは」の質問があった。
これに答え、「学校に通学するため、勤めを変え、勤務時間を変更した」「仲間たちから本名で呼んでもらえる」「夜間中学存続に向けとりくんでいること、楽しくはないが、がんばっている」「なんぼやっても、校門を出ると忘れている」「授業中は必死、頭には入らないが、学ぶ気持ちは誰にも負けない」と答えた。

5時半、交流を中断、2〜3人のグループに別れ、教室に入り、夜間中学生の横に座り、夜間中学の学びを体験した。

7時5分、後半36人の夜間中学生の参加で、交流会を続けた。
高校生は体験した夜間中学の学びを次のように語った。「数学の学習に参加した。ひとつの考え方だけでなく、いろんな考え方が出てきた。すごい」「自分のための勉強が、いつのころか、やらされている態度に変わってしまっていることに、気づかされた」「数学は嫌いだが、こんな考え方をすれば楽しくなる。そんな学び方を教えていただいた」「もう一回、家でやるといって、写されていた、この熱心さ、自分は、いつの間にか、忘れてしまっていた」「一つ前の世界のこと、戦争が薄れてしまっていること、苦労してきた方たちが身近に感じられた」「金髪、勉強嫌いの人たちの学校だと思っていた。横に座って、言葉は通じないところは、筆談で行った。学習態度の熱心さに、最初の思い込みが恥ずかしくなった」

仕事で、はじめの交流会に参加できなかった夜間中学生が次のように語った。「オレは左官の仕事をしている。毎日学校へ来るのが楽しみだ、生きがいだ。入学して3年になる。自分自身に自信が持てるようになってきた。人と話すことができるようになった。温かく迎えてくれる仲間がいるからだ。夜間中学に来てよかった」
この交流会だけには参加してと、かけつけた夜間中学生、「読み書きができなかった私が、学校に来て少しは、人前でしゃべれるようになりかした。自信がもてるようになったのです。しかし今年で卒業です。もう来れなくなるのは残念です」

大学生も大きな声で、感想を述べた。「去年12月も参加した。みなさんの学習に参加する姿勢に感動した。今日来て、この一年、自分は何をしていたのか、また反省している」「学べることの幸せを感じている」「私は小学校の先生になりたいと思っている。こんな雰囲気の学校を、広げていきたい」
視察のために来校中の綛山府教育長、藤川守口市教育長をはじめ参観者は、頷きとひときわ大きな拍手を送られていた。
引率の教員も「横で見ていて、(高校生の)普段の高校で見る、顔つきと違っていることに、ショックを受けた。私自身も学ぶところが多くありました。学びの原点に気づかされた。今後に生かしていきます」と語った。

夜間中学生を講師にして、高校生、大学生、教員、教育関係者が学ぶ、大学習会が展開された。
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://jnetmore.blog50.fc2.com/tb.php/226-b2b5cde5

0件のトラックバック

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

Language

プロフィール

Author:ジャーナリスト集団
FC2ブログへようこそ!

QRコード

QRコード